注意事項
このページ内に記載されている文章は参考文献をもとに記載していますが、電気機連動装置等、現在の架空鉄道では使われていないだろう事柄については記載を省略しています。
資料としては役に立たないと考えられますので気になる方は国会図書館にでも行ってください。
・所属線路及び停車場名
・配線略図
起点方を左にすること
・連動装置の種類及び区分
・連動表
・作成年月日及び作成部課名
上記の事項は、原則 1 停車場内を 1 枚とする。
・本線の両端にその線の始終端駅名に「方」を付したもの(例:東京方、神戸方)
・駅本屋、乗降場及びてこ扱所
必要により転車台、踏切警報器、こ線橋及び貨物積卸場
・列車運転方向、線路名称、線路番号および地点名称。
必要により、線路有効長
・停車場構内の軌道回路名、出発信号機の制御に関係のある軌道回路名及び接近鎖錠に関係のある軌道回路名並びにその境界
軌道回路名には( )を付すること
・進路選別押しボタン及びその名称
・信号機及び入換標識並びにその番号
・方向てこ及び閉そくてこ並びにその番号
・進路てこ、開通てこ、照査てこ及び併合閉そくてこ並びにその番号
・進路表示機
・架線電源識別標識、進路電源識別標識及び入換合図機
・線路表示機及び線路電源識別表示機
・線路別表示灯、入換標識反応塔並びにその番号
・手信号代用器
・鎖錠表示灯及び鎖錠スイッチ並びにその番号
・連動関係のある転てつ器、脱線器及び車輪止めの定位並びにその番号
・普通転てつ標識、発条転てつ標識及び脱線転てつ標識並びにその種別略号
・列車停止標識、車両停止標識、車止標識及び出発反応標識
・出発反応標識には、その主体の信号機の番号を( )内に記載する
・出発信号機又は入換信号機を所定の位置に設けることができないため、その位置に設けた列車停止標識又は車両停止標識には、その信号機の番号を( )内に記載する
・必要により、出発合図器、移動禁止合図器及びブレーキ試験合図器
・出発合図器には、必要によりその所属する信号機の番号を( )内に記載する
・ブレーキ試験合図器には、必要によりその所属線路名を( )内に記載する
・上記以外の必要と認められる事項
・連動表には、
名称欄
番号欄
鎖錠欄
信号制御又はてっ査鎖錠欄
を設ける。必要により、
ただし欄
進路鎖錠欄
接近鎖錠又は保留鎖錠欄
進路別欄
を設けること。
名称欄
名称欄には、信号機(遠方信号機及び中継信号機を除く。)、入換標識、転てつ器、脱線基、車輪止め、方向てこ、照査てこ、自動切換てこ、併合閉そくてこ、予備等の名称
信号機には、その進路
入換標識には、その線路
方向てこ及び閉そくてこには、その方向
進路てこ及び鎖錠てこには、その区間
開通てこ及び照査てこには、その用途
併合閉そくてこには、列車の運転する線路
転てつ器には、2動、3動等の区別
予備には、必要により、信号機用、転てつ器用等の区別
自動区間の警戒信号を現示する信号機には、警戒信号現示の行を設ける。
非自動区間の信号機には、進行信号現示、注意信号現示及び警戒信号現示の行を設ける。
番号欄
番号欄には、てこ番号及び符号。ただし、空所には、番号を記載しない。
ただし欄
ただし欄には、条件付き鎖錠の条件
鎖錠欄
信号制御またはてっ査鎖錠
進路鎖錠欄
接近鎖錠又は保留鎖錠欄
進路別欄
上記以外の事項で特に必要と認められるものは、欄外に記載する。
・他てこ扱所記号の説明
・信号てこに対する保留鎖錠で、接近鎖錠又は保留鎖錠欄に記載することのできないときは、その保留鎖錠に対する説明
名称欄 | |
AーB | AからBに向かう方向 |
A~B | AからB及びBからAに向かう方向 |
番号欄 | |
( ) | 間接に操縦されるもの |
〔 〕、〘 〙等 | 他扱所のてこ |
丸にイ、丸にロ、丸にハ 等 | 信号機を操作するためのスイッチ |
丸にA、丸にB、丸にC 等 | 継電連動装置における進路選別押しボタン |
L、R | 左右回転式電気てこの転換位置 |
N、R | 前後回転式電気てこを、方向てこ及び閉そくてこに使用する場合のてこの転換位置 |
G、Y | 第1種継電連動装置における三位式照査てこの転換位置 |
A、B、C 等 |
1本のてこで操作されているときの信号機又は入換標識の区別 |
1、2、3 等 |
信号機に進路表示機を、入換標識に線路表示機を付したときの進路及び入換標識に線路別表示灯を付したときの線路 |
「 」 |
第1種連動装置の一部に現場扱いの転てつ機を含む場合の現場扱いのてこ |
第1種継電連動装置(進路選別式の場合)
信号機、入換標識、方向てこ、開通てこ等は、てこの倒れを列車または車両の運転方向に合わせ、扱者より見て左側に倒れるものは「L」右側に倒れるものは「R」の記号をつける。
駅本屋を中心に、起点側と終点側に区別して番号をつけ、起点側を若番とする。
てこ番号の順序は、原則として起点側、終点側とも、
方向てこ
場内信号機
誘導信号機
出発信号機
開通てこ
入換信号機
入換標識
転てつ器
の順とし、各種類別に10代、20代……とし、適当に空番をおく。
入換信号機及び入換標識の番号は、最初に停車場の外方側から内方に向う進路のものを、外方のものから順につけ、その方向が終わったら反対方向のものを、停車場の内方にあるものから順につける。
転てつ器の番号は、停車場の外方にあるものから順に内方に向かってつける。
進路選別押しボタンの名称は、アルファベットを使用し、到着線、起点側、終点側の順序でつける。大構内で2人扱い以上の場合は着点押しボタンをL方向、R方向それぞれ別個に設ける。
信号保安協会『鉄道信号ハンドブック』1969
JIS E 3012